情報過多な、このご時世。
「自分の得意なことを記事にしよう!」「稼げるジャンルに参入せよ!」「キーワードを意識しよう!」「無料ブログじゃ稼げない!とにかくWordPress!」というような文言が飛びかっています。
アフィリエイト・ビギナーは、考えました。
「世の中、そう簡単に稼げるもんじゃないし」とか「よく知らないジャンルやキーワードで、何を書けいうねん」とか「欲をかいてダマされたくないし」などという消去法で、「無難に(多くは稼げなくても)、今までの仕事や趣味を生かしたサイトにしよう。」と思うのです。
『自分か知っていることなら記事にできるし、続けられる』という、薄っすい自信はあります。
ところが、【稼ぐためのアフィリエイトサイトを作る情報】はよく見かけるのに、【無難なアフィリエイト サイトを作る情報】はあまり見かけません。
わざわざ「稼げない」情報はニーズがないのか、「稼げない」とやる価値はないのか。
ビギナーは、迷走を始めます。
…そしてなぜか、WordPressを設置したくなります。
WordPressは、稼げるサイトを作る魔法のツールだからです。
ウソです。
魔法のツールはないし、【稼げるサイト】を狙う勇気もない。
ならば【無難なサイト】でアフィリエイトを、自力で、無理やりでも、始めるしかないのです。
まさに迷走。
もちろん多少なりとも【稼ぐ】ことが目的です。前置き長い。
※コンセプト:ホントの意味(=概念)ではよくわからない言葉のひとつですが、「サイト全体のざっくりした定義(方針)」くらいの意味で使っています。
いきなりそんなこと考えろと言われても、考えられないですか。
いわゆる世に言うコンセプトなんてたいてい、「こじ付け」だったり「後付け」だったりです。
だから、サイトに何を入れるか考えて、サイズ感とか型やなんかが見えてきてから「こじ付け」「後付け」でいきます。
そんなコンセプト決める意味があるのかというと、後で記事を書くときにコンセプトめいたものがあった方がブレが少なくて書きやすいので、意味はあると思います。
※多分ここからビジネススキルが必要になってきます。
経験もなく、何をどう決めたらいいのかさっぱりですか。
どうしたってあとで調整することになるので、考えすぎずに、さくっと(仮)設定していきます。
1年後の月収の目標を立てます。
※最初の数か月、たいていの人は成果が出ないそうなので。
実際いくら収入があるかなんて誰にもわからないので、あくまで目標値です。
5千円でも5万円でも100万円でも。
全然見当がつかないなら、1か月に何時間くらいアフィリエイトに費やすかを考えてみて、その時間に希望の時給をかけてみれば、なんとなくいい感じの金額になりそうです。
1か月30時間なら3万円、200時間なら20万円。時給1000円。
成果が時間に比例するような仕事ではありませんが、これくらいは欲しいなという目標の目安になりそうです。
経費にどれくらいかけられるか、年間予算です。
「絶対かけたくない」でも、「年間2万円以下」でも、「10万円までなら」でも。
経費を使う局面があるかもしれないので、その時にどうするか、あらかじめ考えておいた方が、悩む時間が減ります。
希望だけなら、アフィリエイト専用のスマホ、タブレット、モバイルWi-Fiルーターもあればいいなと思います。ぜいたく。
目標が定まればだいたいの方向性が決まります。
目標100万円なら、短期間でとにかく稼ぐ。
2万円なら、じわじわと時間をかけて長く続けててゆく。
というかんじで、 (仮) なのでお気楽に。
方向性によってある程度サイトの型が決められそうです。参考まで。
※特化型が稼ぎやすいわけではありません。ピンポイントで高報酬のもの・たくさん売れやすいものを狙っていくので、可能性があるという話です。
この3つはセットで考えた方がよさそうです。
自分の中にある「書くべきこと」を書き出して、分類したり眺めたりすると、ぼんやりとテーマが見えてきそうな気がします。
雑記サイトで複数のテーマを扱うにしても、ある程度ジャンルを絞っておくほうがよさそうです。
※サイトとプログラムの内容が合わないと、提携申請時に広告主から承認されない場合があります。
ジャンルについては実際にどのような アフィリエイト・プログラム(広告)があるのか、見てみないとピンとこないので、実際にASPに登録してプログラムを見てみます。
テーマに合いそうなジャンルやキーワードで検索したり、おすすめプログラムやランキングを見て、気になるプログラムの《詳細情報》を見ます。
【キーワード】や【ターゲットユーザー】、プロモーション方法等、記事のヒントになる情報があります。
特化サイトはジャンルが重要でしょう。だから特化なんだし。
収益の出やすいジャンルやトレンド情報は、リサーチしてください。
※高額報酬や有名ブランド商品をピンポイントで狙っても、提携申請時に広告主から承認されない場合があります。
できるだけ具体的なイメージがある方が記事が書きやすいらしい。
趣味・嗜好・価値観や行動パターンなどのプロフィールを詳細に設定した【架空のユーザー】を【ペルソナ】といいます。作りこみ過ぎてありえないようなキャラになりがちです。
ターゲット設定から、テーマやジャンルを絞り込んでいけたらプロっぽいかも。
テーマとジャンルとターゲットをすり寄せていくうちに、方向性から考え直すような事態になることもあるので、最初はゆるゆると設定したほうがよいかと思います。
ギチギチに決めていったらつじつまが合わなくなってきて、コンセプトどころではなくなる予感。
自由にいきましょう。
以上をふまえて、サイトの全体像がぼんやり見えてきたら、コンセプトらしきものを一回決めてみます。
なんとなくコンセプトっぽいものが決まったら、ついでにASP登録時に仮決めした【サイト(ブログ)名】と【概要(紹介文)】も見直しておきましょう。
あまり考え過ぎると、よくわからなくなってきます。
なんでもいい気もするし、なんでもよくない気もします。
ドメインを取得することも考えて、決めるのがよいかもです。
サイト名はすぐ変えられますが、ドメインは買わないといけないので。
ASPに登録する時に必要なので、概要やPRをまとめておくと、コピペで使えて便利。
「コンセプトを意識して」なんていうと、意識しすぎて手が止まりそうなので、「コンセプトから大きく外れないくらい」の記事を書きます。
まず5件。
ゆるゆるなコンセプトなので、逆に難しいですか。
では、最初に戻ってもう、少し本気で設定を調整してみるのはどうでしょう。
わりとまじめに考えたコンセプトなのに、やっぱり書くのは難しい。
ならば、やっぱり最初に戻って、自分に何が書けるのか考えながら、コンセプト設定をブラッシュアップしていけばよくなりそうです。
あるいはいっそ、全く別のコンセプトにしてみるとか。
まだなにも書いてないので、変更はたやすいです。
入門書やサイトで最初の数か月で100記事はアップせよと、先輩アフィリエイターたちはさらっと言います。泣けるでしょ。
記事を5件くらい公開できたら、サイト審査のあるASPに登録します。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)へ効率的に登録する。
絶対に登録せねばならぬということはないですが、「審査待ち」のドキドキ感を体験しておいた方がいいかなという、おせっかいなのです。
次はプログラム提携。
ブログに掲載したい広告を選んで、広告主に提携を申請します。
もちろん、提携にまつわるもやもやもあるのです。
アフィリエイトプログラム提携審査でメンタルの危機。に、つづく。
更新: 2019-12-01