『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』 草薙龍瞬
概要
悩みが消えると言っても、「悩みのタネ」が消えるのではなく、「悩む」ということをしなくなる方法マニュアル。
自分をイラつかせたりザワつかせたりするのは外ならぬ自分自身で、そんな感情はムダだしなにより自分が幸せな気分になれないんだから、スルーした方がお得ですよ、という話。
自分が何に「反応」しているか見極め、「無駄な反応」をしないためのテクニックを、合理的に理論的に解説。
自分を変える必要はないし、誰かに感謝しなくてもいい。
著者
草薙龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)
- 僧侶/興道の里 代表
- Blog
練習
「イラっとする」「モヤっとする」「なんかハラ立つ」時
- 自分が「イラっとしてる」「モヤっとしてる」「なんかハラ立ってる」ことを確認
- 原因を考えて分類する
- 原因が今現在おこっていることであれば解決策を考える
- 嫌なことは嫌だというとか
- 原因が過去おこったことであれば、それはただの「記憶」
- 原因が今現在おこっていることであれば解決策を考える
- 「記憶」は自分の頭の中にしかないので「妄想」と認識する
- 「妄想」は「妄想」でしかないので、いいとか悪いとか判断しない
- ただの「妄想」なので脳のキャッシュから削除する
- 妄想に執着しない
てな具合で。
めんどくさがりの人にちょうどいいんではないかな。
だっていちいち原因考えて「妄想」だったらなんかムダじゃん。
「妄想」してもすぐ忘れさせられるから、そのうち「妄想」そのものがめんどうになって、終いには「妄想」が浮上するまえに「これはムダ」だと判断できるようになってきて、秒で削除できます多分。
免責事項
「怒りこそパワーの源」という人には向いてないかも。
アドラーの『嫌われる勇気』
言ってることは似たようなもんなのに、こちらは実践が難しい。
今までの自分と承認欲求をバッサリ切り捨てる覚悟が必要。
読みながら、「うん、それは違うと思う」と言い訳ばかり考えてしまう。
簡単ですごい効果は絶大。