『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」』 川添愛
概要
「言葉がわかる」とはどういうことか。
「言葉がわからせる」ためには何が必要か。
そもそも「わかる」ってどういうこと?
「つまり、僕らはロボットにしてほしいことを言うだけで、あとはロボットが勝手にやってくれる。それが一番いいってことだね」
序章「ことの始まり」よりイタチのセリフ
こんなロボットがあれば楽チン極まりないけれど、作るためにはどれほどの労力(金)を要するのか計り知れない。
- てきとうな音声聞き取り
- てきとうな会話
- てきとうな質問のてきとうな答え
- 言葉と世界との関連付け
- 論理的推論
- 言葉の意味と意図
- 行間と裏表とダジャレ
これらのことが、ものすごく大変なことなのだ。計り知ると怖ろしいことになるのだ。
著者
川添愛
- 言語学者
イタチの野望、無謀
イタチたちの怠惰さへの執念が、ヤバいです。
そして怠惰は、極めるとなにか得体のしれないパワーを生成するようです。
三年寝太郎然り。
ブラック上司に
AIが対応してくれるようになったらいいのにね。