『 ゲスな女が、愛される。-あっという間に思い通りの恋愛ができる! 』心屋仁之助
概要
わがままで自分勝手で男にモテる女。
何の努力をしなくても、欲しいものを手に入れる女。
つくさないのに、つくされる。
そんな、うらやましくも「ゲスな女」になるためのマニュアル。
実用的なモテテクではなく、自己肯定感を得る方法論。
ゲスな女とは「ありのままの自分で愛される」と確信している女。
あくまで男性目線の「ゲスな女」かなと思う。
シンデレラは厚かましい
シンデレラが「ゲスな女」だという理由は、「だって、私は、かわいいから。王子様に見初められるに決まっている。」と、内心自信満々だったから。
虐げられている状況でも「舞踏会に行きたい!」と言える、お姉さまたちにドレスを破られても挫折しない。
召使いとしてこき使われ、ボロボロの服を着て雑巾がけしながらでも、「はい、私でした!幸せになります!」って、王子様のオファーを堂々と受け取るんです。 なんて厚かましい! やっぱりゲスデレラでしょ?
「はじめに」
うう~ん、そんなにゲスい?
素直に「勝ち」を取りに行けないお嬢には 、勝負に出るための心得と、変身するための魔法の呪文集になるかもしれない。
魔法(自己肯定)の呪文:「ありのままの自分で愛される」「がんばらない」等々。
シンデレラの野望
自分はかわいいから幸せになって当然=厚かましい=「ゲスい」という理屈はよくわからないです。きっと「ゲスデレラ」という言葉が先に思いついてからの、後付けの理由じゃないかと邪推します。
フツーに自分がかわいいと思ってたら上から目線でくるのは仕方ないんじゃない?
もしかしたら「かわいくないのにかわいいと思っている」のがゲスいって言いたい?
なんすかー不美人が玉の輿狙うのは厚かましいってことっすかー。
ゲスデレラ大作戦
確かに シンデレラはゲスデレラかもしれない。
それは厚かましいとかではなく、お姉さまや舞踏会にお呼ばれした姫たちを、出し抜いたからではないかい。しゃあしゃあと。
出し抜きプラン
- 普段は黙々と、過酷労働とパワハラに耐え、周りを油断させておく。
- 魔法使いらしき人を見つけたら親切にして、懇意になっておく。
- 舞踏会情報ゲット、チャンス到来。
- 魔法使いにお願い。
- 誰よりも遅い登場、「あれは誰だ」と注目させる。
- 誰よりも早い退場、「彼女をもっと知りたい」と思わせる。
- 靴を忘れる、という罠。
- 探させることで、時間とお金をかけさせる。
- なかなか見つけられず、王子執着。
- 満を持してボロボロの衣装で登場、舞踏会の時との違いに、王子動揺。
- よく見たらやっぱり美しいとギャップ萌え。さらに、かわいそうな環境から救ってあげなきゃというヒーロー感と、やっと見つけた達成感で、王子陥落。
おお、合コン必勝法。
ハイリスク・ハイリターン
- そもそも成功する保証はない。
- 魔法使いがみつからない。
- 行く前にバレる。
- 別のゲスい姫と作戦がかぶる。
- 王子が嫌い。
- お姉さまたちにはもちろん、他の姫たちにも確実に嫌われるので、失敗したら地獄。
肝は魔法使いよね。お金持ちのマダムとか、他はなんかヤバいことしか思いつかない~。
たとえリスクが高くても、ためらわず実行してしまえる心意気が、「ゲスな女」の神髄かも。
お姉さまたちの妨害
- シンデレラの美しさを妬んで汚れ仕事をさせる
- ドレスを破ったりと舞踏会行きを邪魔する
- サイズの合わないガラスの靴に足の方を合わせて、かかとや足の指を切り落とす。
お姉さまたちもがんばってるけど、バレバレ過ぎ。
生存競争
合コンも舞踏会も、生存競争の戦場。
己の欲に最も忠実な者が、生存競争に勝つ。
妬んでるヒマに、やることはいっぱいある。
シンデレラ登場より先に王子と消えておくとか、ガラスの靴を自分のサイズにすり替えるとか。
こんなのゲスくないでしょ。
ゲスい女って、SNSで悪評を捏造して流したりするヤツでしょ。
著者
心屋仁之助
- 心理カウンセラー
- KOKORO-YA
やっぱりつくしたい
「ありのままの自分」は、つくされるよりつくしたい場合もある。
そんなあなたには「ゲスな男」の極み、ゲス王子を。