bacteria

『もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典』岩田健太郎/石川雅之

概要

石川雅之 のマンガ『もやしもん』のキャラクター(菌)と、神戸大学病院のドクター岩田健太郎によるコラボ本。

菌類・細菌・ウイルス・原虫などの微生物+ホモ・サピエンスの合計72種の、人に不都合をもたらす者達の辞典。

医療誌に連載されていたので、多少専門的です。

お医者さんが分かっていればいいことなので、「お医者さんも大変だナー」って思ったり、分かったフリしつつどんどん進んでって下さい

『もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典』<クリソゲノム(あおかび)の言葉>
岩田健太郎(著),石川雅之(イラスト)
朝日新聞出版 (2017/3/21)

石川雅之のイラストでオリゼーが菌をご紹介。
その菌にまつわる話を感染症屋がご紹介。

※「オリゼー」は、「もやしもん」に登場する菌、アスペルギルス・オリゼー(和名二ホンコウジカビ)の通称

著者

岩田健太郎

石川雅之



微生物全般について

キノコやカビの仲間の菌類細菌は、同じように菌がつくけれど全く別物。
原虫は動物、ウィルスは生物の定義に入らない。

感染症について、具体的な予防法や治療法が必ずしも載っているわけではない。
なので、これさえあれば大丈夫という本ではない。
何らかの感染症が流行った時に、知ったかぶれる。

菌とホモサピの戦いの歴史

ホモサピエンスと菌との攻防戦の記録(のよう)でもある。

体内では日々戦いが繰り返されてるわけだけど、いったいどこで戦っているのか、自分の身体の中なのにさっぱりわからない。

そもそも感染のしくみも、免疫システムも、薬がなんで効くかもわかってない。
よくわからないことばっかり。

意図せず人に恩恵を与える菌たち

マンガ『もやしもん』を読むと、菌たちが好きになる。
ホモサピエンスに恩恵や害を与えるとか与えないとか、彼らは気にも留めていない。

いつでも自由によろしくやっている。

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