『サイコパス』 中野信子
概要
「サイコパス」とは何なのか。
絶対そうだと確信してる「あの人」は?
自分が絶対そうじゃないって言いきれる?
「もともとサイコパスとは、連続殺人犯などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念であり、日本語では「精神病質」と訳されてきました。
「はじめに」より
著者
中野信子
- 脳科学者
- オフィシャルブログ l’esprit d’escalier
あなたの隣のサイコパス
サイコパスの特徴
- ありえないような嘘をつく
- 嘘がバレても平気
- それどころか「自分こそ被害者」「悲劇のヒロイン」ぶる
- 罪悪感を持たない
- 外見は魅力的で社交的
- 彼/彼女を擁護する「信者」がいる
- 関った人は騙され不幸になる
これらの特徴がある人が、必ずしも冷酷で残忍な犯罪者ばかりではない。
むしろ社会的地位が高い人も多い。
もちろん、犯罪者でもなく社会的地位が高くない人もいる。
とりあえず、モテないしウソはバレたくない私は、サイコパスではなさそう。罪悪感については定義による。甘いものを食べても罪悪感なんて感じたことないので、ないっちゃない。
サイコパスは生まれつき
脳が「痛み」を感じにくい。
自分が痛くないから他人の痛みが解らない、共感できない。
痛みを感じにくいから、恐怖心も薄い?
罪悪感がないのはなぜ?罰が怖くないから?
孤独
小さい頃から、他人と何か違うということがわかっていて、孤独を感じている。
同類を見つけると惹かれるが、いずれ破綻する。
他人の気持ちが読める
共感覚があれば、他人の気持ちを自分の気持ちに置き換えて共感することができるけれど、サイコパスは共感しないので、目の動きや顔色や発汗で分析する。
共感はあくまで自分の感覚的解釈なので、ウソ発見器的な分析の方が精度がある気がする。
早めの見極めが得策
こんなことを言うと、差別やいじめになるんじゃないかと罪悪感が芽生えたり…
いやいやいや。なに上から言ってるんだか。
相手は魅力的で社交的でつまり、圧倒的に味方が多い。
見渡せば、四面楚歌は自分の方。
ある程度近づかないとおかしいことに気付かないのがツライ。
窮地に立たされて、やっと自分の立場がヤバいことに気付く。
あとのまつり。