紫外線ダメージ対策

紫外線ダメージ対策

日焼け・シミ・シワ・目のトラブル

浴び過ぎ厳禁

紫外線は、可視光線より波長が短く振動数が多いため高いエネルギーを持ち、物質に化学変化をもたらす電磁波です。

つまりはヒトのからだにも化学変化をもたらし、それで体に良きこともあれば悪しきこともありで、どちらかといえば悪しきことの方が多いのか。
いやもう「紫外線は敵じゃ何人たりとも浴びてはならぬ」くらいな勢いでUVカットしまくりというのが昨今の世間の流れなので。

太陽ありき

かといって、我ら地球の仲間たちは、太陽ありきの存在だし太陽からは逃げて生きられようもない。
だから紫外線を浴び過ぎなければいいんでしょ。

日焼け止めに帽子にサングラス、日傘は今や老若男女問わずおすすめ。ちょっと邪魔になるけど、確実に体感温度は下がる。
恥ずかしがらずに、ささ。

Woman with a Parasol

日焼け

ヒトとしても備わっている防御策は、メラニンを生成して紫外線を吸収させる、そしてそのメラニンを含んだ皮膚は数週間で剥がれ落ちる、というシステム。
適切な日焼けは悪モノではないわけさ。

そんなメラニン紫外線防御システムも、処理能力を超えた紫外線量ではメラニンは過剰に発生し、蓄積されてシミになってしまうし、さらにメラニンで受けきれなかった紫外線は細胞を傷つけ、皮膚にシワが刻まれてしまったりもする。
それは「光老化」といわれる。なんとおそろしい響きなの。

そしても。長時間強い紫外線を浴びると、白内障や黄斑変性症を引き起こす可能性があるそうな。

活性酸素

紫外線を浴びると、活性酸素もわらわらと発生。それもまたからだを守るシステムなのに、活性酸素に関してのあまりいい噂を聞かない。
発生しないのも困るのだけど、発生しすぎるのもまた困る。

過剰に発生して酸化力を持て余した活性酸素が、細胞やDNAを酸化して傷つけてしまう。

傷ついた細胞やDNAを修復するシステムも、ヒトは持ち合わせているけれど、破損がひどいと修復も間に合わない。えらいこっちゃ。

リカバリー

荒ぶる紫外線にからだの内側からの対策。

抗酸化作用

体内で発生した活性酸素には、抗酸化物質を。

Vs.活性酸素

活性酸素からからだを守ることを抗酸化作用という。

  • 活性酸素
    • 不安定で酸化力のきわめて強い酸素
    • 酸素呼吸をするイキモノの体内でも発生する
      • 外部から負荷がかかると大量に発生する≫酸化ストレス
    • 免疫機能や生理活性物質として有効活用されることもあるが、過剰に発生するとあちこち酸化させて細胞やDNAを傷つけることもある
  • 抗酸化力
    • 体内の 活性酸素の発生を抑える
    • 活性酸素の酸化力を抑制、除去する
    • 活性酸素から受けたダメージを修復する
      • 体内で合成した抗酸化酵素や、体外から摂取した抗酸化物質(ビタミン・ミネラル・ポリフェノール等)が活躍する

活性酸素もからだに必要な物質だし、全くなくすことはできないしなので、過剰に発生した分だけ除去したいものよね。

抗酸化作用のある栄養素

ビタミンE [ビタミン]
ビタミンB2 [ビタミン]
ビタミンC [ビタミン]
カロテノイド [機能性成分]
[ミネラル]
マンガン [ミネラル]
コエンザイムQ10 [機能性成分]

いろいろな抗酸化成分食材

緑茶(粉末)
greentea
  • βカロテン
  • カテキン
  • カリウム
  • カルシウム
  • テアニン
  • パントテン酸
  • ビタミンB2
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • マグネシウム
  • 葉酸
  • 食物繊維
お茶の種類によりその他のビタミン・ミネラルも豊富

抹茶:ビタミンB1, ビタミンB6, 亜鉛 +玉露:ビタミンB6, 亜鉛, マンガン +煎茶:ビオチン, マンガン, クロム

その他

  • パセリ
  • 海苔

からだの材料

皮膚細胞が順調に入れ替わるように、からだの材料補給。エネルギーも補給。

エネルギー産生栄養素

身体に必須な栄養素のうちのタンパク質・脂質・炭水化物の総称。エネルギー源となる。以前は「三大栄養素」とも言われていた。

タンパク質 [栄養素]
脂質 [栄養素]
炭水化物 / 糖質 [栄養素]

皮膚の主成分

コラーゲンとケラチン。元はタンパク質。

コラーゲン

動物の皮膚や軟骨・腱・血管などを形作る繊維状のタンパク質。

コラーゲン合成に必要な栄養素

タンパク質ありきでよろしくです。

ビタミンC [ビタミン]
[ミネラル]

コラーゲンな食材

パセリ(乾燥)
parsley
  • βカロテン
  • カリウム
  • カルシウム
  • クロム
  • ナイアシン
  • ビオチン
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • マグネシウム
  • マンガン
  • モリブデン
  • ヨウ素
  • リン
  • 葉酸
乾燥パセリは栄養素凝縮てんこ盛り

皮膚細胞は剥がれ落ちる

メラニンで黒くなった皮膚を脱皮。

ターンオーバー

イキモノが細胞や組織を合成/分解し、新旧を入れ替えるシステム。

細胞の分解と合成に係る栄養素

ビタミンB2 [ビタミン]
ナイアシン [ビタミン]
ビタミンB6 [ビタミン]
ビタミンB12 [ビタミン]
葉酸 [ビタミン]
亜鉛 [ミネラル]

食材

バジル(粉)
basil
  • βカロテン
  • カリウム
  • カルシウム
  • クリプトキサンチン
  • クロム
  • セレン
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • ビオチン
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • マグネシウム
  • マンガン
  • モリブデン
  • ヨウ素
  • リン
  • 亜鉛
  • 葉酸
生より粉末の方が栄養素が凝縮されている

からだバリア

皮膚はからだの中身を守り、外的異物の侵入を防ぐ、一番外側の防御壁。
毎日が戦い、日頃から潤いを。ギヴミ。

皮膚や粘膜を護る栄養素

ビタミンA [ビタミン]
ビタミンB2 [ビタミン]
ビタミンB6 [ビタミン]
ビオチン [ビタミン]
ビタミンC [ビタミン]

皮膚粘膜食材

レバー
liver
  • セレン
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • ビオチン
  • ビタミンA
  • ビタミンB12
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンC
  • モリブデン
  • リン
  • 亜鉛
  • 葉酸
体に吸収されやすいヘム鉄含有 +過剰摂取に注意

もはや日本は亜熱帯

とかいう噂もあるとかないとか。

実感として、真夏の太陽はもう地獄だと思うのでとりあえず、多少の対策はした方が無難。
なんだかよく知らない人に 「えぇー、UV対策してないのぉ?ダメだよぉ。」 とか言われても癪にさわるし。先手必勝よ。

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